塗装工事の最終チェック、施主が確認すべきポイント

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外壁塗装は、工事が終わったらすぐに「これで完了」と思いがちですが、実は最後の仕上がりを自分の目で確認することがとても重要です。せっかく費用をかけてきれいにした外壁も、細かい部分に不具合があったり、契約内容と異なる仕上がりになっていたら後で後悔することに。最終チェックは、施主として納得して工事を終えるための大切なステップです。ここでは、引き渡し前に確認しておきたいポイントを3つに分けて解説します。

1.塗りムラや色の違いがないか、日中の明るい時間にチェックする

まず一番大事なのは、外壁全体を目で見て仕上がりを確認することです。日中の自然光が当たる時間帯に、家の四方をぐるりと回りながら見ていきましょう。塗り残しや色ムラ、艶の差などは、太陽光の下で最もわかりやすくなります。特にコーナー部分や雨樋の裏側、ベランダの側面など、視界に入りにくい場所は要注意。遠くから眺めた印象と、近くで見たときの状態を比べると、思わぬ不具合を見つけやすくなります。気になる点があれば、その場で写真を撮っておくと後の相談がスムーズです。

2.付帯部分や細かいパーツの仕上がりも忘れずに確認

外壁本体だけでなく、付帯部と呼ばれる細かいパーツもチェックが必要です。雨樋や軒天、シャッターボックス、換気フードなどは、契約内容に「塗装を含むかどうか」が異なります。契約時に「一緒に塗ってほしい」と依頼した箇所がきちんと塗られているか、塗料が飛び散っていないかを目で確認しましょう。また、サッシ周りやコーキングの仕上げも重要なポイントです。隙間があったり、施工跡が雑だったりすると、雨漏りや汚れの原因になるので見逃さないようにします。

3.契約内容や保証書と照らし合わせて最終確認

最後に、契約時の見積書や仕様書と照らし合わせて「依頼した塗料が使われているか」「塗り回数や工法が守られているか」を業者に確認しましょう。疑問があれば遠慮せず質問し、その回答を記録に残しておくと安心です。また、保証書や施工後のアフターサービスについても、このタイミングで必ず受け取りましょう。保証期間や補償範囲を把握しておくことで、後に不具合が出た際にスムーズな対応が受けられます。最終確認は、工事の締めくくりとしてとても大切な時間です。

4.まとめ 

外壁塗装の最終チェックは、きれいな仕上がりを確実にするための重要なステップです。明るい時間帯に塗りムラや色の差を確認し、雨樋やコーキングなどの付帯部分も細かく見て、契約内容と保証を照合することで、後悔のない塗装工事となります。ぜひ引き渡し前に時間をとって丁寧にチェックし、納得のいくマイホームの外観を手に入れてください。