外壁塗装が終わったら?仕上がりチェックで見るべきポイント

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外壁塗装工事が終わると、家が新しく生まれ変わったように見えます。色の印象も変わり、気分も一新されることでしょう。しかし、ここで気を抜いてはいけません。仕上がりのチェックを怠ると、後々「こんなはずじゃなかった」という後悔につながる可能性があります。塗装後にきちんとチェックすることで、手抜き工事を防ぎ、適正な品質を確保できます。この記事では、外壁塗装が完了したあとに確認すべき重要なポイントについて、3つの視点から解説します。

1.塗装面のムラ・塗り残しを確認しよう

仕上がりチェックで最も重要なのが、塗装面の「ムラ」や「塗り残し」がないかを目視で確認することです。特に日差しの角度が変わる時間帯にチェックすると、光の反射でムラが浮かび上がりやすくなります。日陰部分や細かい入り組んだ場所(雨樋の裏、サッシ周り、軒下など)は見落とされやすいため、脚立などを使ってしっかり見ておきましょう。また、光沢の有無や色味の違いにも注意が必要です。外壁全体に一貫性があるかどうかを見て、不自然なツヤ感や色ムラがあれば、遠慮せず業者に確認しましょう。

2.養生の跡・塗料の飛散をチェック

工事中に使用された養生シートやテープの撤去後も確認が必要です。窓枠やエアコン室外機周り、植栽の近くに塗料が飛び散っていないか、テープの跡が残っていないかなど、細かいところまで確認しておくと安心です。また、サッシやドアにうっすらと塗料が付着しているケースも少なくありません。放置すると見た目が悪いだけでなく、金属部分に塗料がついて劣化を早めることもあるため注意が必要です。気になる点があれば、早めに伝えて補修してもらいましょう。

3.塗装の剥がれや異常がないかを短期間で再確認

引き渡し後、数日〜1週間ほどの間に「塗膜の剥がれ」や「気泡」「浮き」といった不具合が見つかることがあります。これは施工中の乾燥不足や下地処理の不備によって起こることがあり、完成直後には気づきにくい部分です。そのため、引き渡しから数日後にもう一度外壁を一周して確認するのがおすすめです。また、契約書や保証書に記載された「アフター点検」や「保証内容」を今一度読み直し、万が一に備えた対応が可能かを確認しておきましょう。

4.まとめ 

外壁塗装は高額な投資であり、10年以上付き合うことになる大切な施工です。完成直後の「なんとなくきれい」という印象だけで満足せず、目視・触診・契約確認をもとに、丁寧に仕上がりをチェックしましょう。業者との信頼関係を大切にしつつ、納得のいく品質で長く安心して暮らせる住まいを守っていくことが、外壁塗装の成功につながります。