光沢塗料とマット塗料、汚れの目立ち方の違い

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外壁塗装を検討するとき、同じ色でも「光沢仕上げ」と「つや消し(マット)仕上げ」のどちらを選ぶか迷う方は多いものです。実は、この選択は見た目の印象だけでなく、日々の汚れの見え方やメンテナンスのしやすさにも影響します。せっかく塗装するなら、きれいな状態を長く保ちたいですよね。今回は、光沢塗料とマット塗料の特徴を比較しながら、汚れの目立ち方やお手入れのポイントをわかりやすくご紹介します。

1.光沢塗料の特徴と汚れの見え方

光沢塗料は表面がつるっとした仕上がりになるため、光を反射して外壁が明るく見えるのが大きな特徴です。塗膜が平滑なので、雨水やほこりが付着しにくく、付いても流れやすいというメリットがあります。そのため、砂ぼこりや雨だれの汚れは比較的目立ちにくく、掃除も簡単です。ただし、光を反射するぶん、わずかな傷や色ムラがあると逆に強調されて見えてしまうことがあります。仕上がりの美しさを重視するなら、施工技術に信頼のおける業者を選ぶことが重要です。

2.マット塗料の特徴と汚れの見え方

一方、マット塗料は光をあまり反射せず、落ち着いた質感と高級感を演出できます。凹凸感がある塗膜に仕上がる場合も多く、モダンでシックな外観を好む方に人気があります。ただし、塗膜表面の微細な凹凸にほこりや排気ガスが付着しやすく、汚れがそのまま残りやすいというデメリットがあります。光沢塗料よりも汚れが目立ちやすいケースがあるので、定期的な水洗いなどのメンテナンスが欠かせません。特に、交通量の多い道路沿いの住宅では、マット塗装の場合はお手入れを意識する必要があります。

3.汚れの目立ちを抑えるためのポイント

光沢かマットかを選ぶときは、家の立地環境やお手入れのしやすさも考慮するのが賢明です。風通しがよく排気ガスが少ないエリアならマット塗料でも長くきれいな状態を保てますが、砂ぼこりや雨水がかかりやすい立地なら光沢塗料のほうがメンテナンスの負担を減らせます。また、最近は「低汚染型」の塗料が各種に用意されており、光沢・マットどちらを選んでも防汚性が高い製品を選べます。塗装前に業者と相談し、サンプルを見て質感や汚れにくさを比較してみることが失敗を防ぐポイントです。

4.まとめ 

光沢塗料とマット塗料は、見た目だけでなく汚れの目立ち方やお手入れの手間にも差があります。光沢塗料は汚れが流れやすく目立ちにくい一方で、マット塗料は落ち着いた質感を楽しめるものの、汚れやすさに注意が必要です。家の立地や好みに合わせて選び、施工前に十分な打ち合わせをすることで、塗装後の満足度がぐっと高まります。ぜひ今回のポイントを参考に、自分たちの暮らしにぴったりの仕上がりを見つけてください。