塗り替え後すぐに雨が…やり直しになる?その対応と保証

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せっかく外壁塗装をしてきれいになったのに、塗り替え直後に雨が降ってしまった…そんなとき、「仕上がりに影響はない?」「やり直しになる?」「追加料金は?」と不安になる方も多いはずです。外壁塗装は天候の影響を受けやすい作業ですが、実際には塗装の状態や雨のタイミングによって、対応や保証の可否が変わってきます。この記事では、塗装後すぐに雨が降った場合の影響や、業者側の対応、保証制度についてわかりやすく解説します。

1.雨による影響は“タイミング”がすべて

塗装後の雨が問題となるかどうかは、「いつ雨が降ったか」に大きく左右されます。塗料には乾燥・硬化に必要な時間があり、一般的に水性塗料であれば約2〜4時間、油性塗料であれば4〜8時間ほどが乾燥の目安とされています。この時間内に雨が降ってしまうと、塗膜がしっかりと形成されず、ムラや膨れ、色ムラなどの不具合が発生する可能性があります。

逆に、塗装から数時間以上経っていれば、多少の雨で大きな問題が起きることは少なくなります。つまり、雨が「施工直後」か「ある程度時間が経過してから」かで、対応も大きく変わってくるというわけです。心配な場合は、何時に塗装作業を行ったのかを業者に確認しておくと安心です。

2.雨で仕上がりが悪くなったらやり直してもらえる?

塗装後に雨が降り、目に見える塗膜の異常(たとえばシミ、剥がれ、浮き、ムラなど)が出てしまった場合、誠実な業者であれば無償で再塗装などの対応をしてくれることがほとんどです。ただし、施工の責任が業者側にあるかどうか、塗装時の天気判断が適切だったかどうかによって対応が分かれることもあります。

実際の現場では、天気予報を見ながら作業スケジュールを調整するため、「塗装後すぐに雨が降ると予想される日」は基本的に避けるのが常識です。それでも急な通り雨や、予想外の天候の変化がある場合は、塗料メーカーの基準と照らし合わせながら、業者側が適切な判断を下す必要があります。塗装後に気になる点があれば、写真を撮っておき、早めに業者に相談しましょう。

3.保証の範囲と確認すべきポイント

外壁塗装には、業者によって「施工保証」や「製品保証」が付帯していることがあります。施工保証は業者が行った作業に対して、一定期間内に不具合が出た場合に無償で対応するもの。製品保証は塗料メーカーが塗料の品質に対して行う保証です。

雨による不具合が「業者の判断ミス」によるものであれば施工保証の対象になることが多く、無償でやり直しに応じてくれる可能性が高いです。ただし、契約書や保証書に「天候による不可抗力は保証対象外」と明記されていることもあるため、工事前に保証内容をしっかり確認しておくことが大切です。また、保証期間が短い場合や、保証対象が限定的な業者もあるため、契約前に細かく質問することがトラブル防止につながります。

4.まとめ 

塗り替え後に雨が降ってしまった場合でも、必ずしも「やり直し」が必要になるわけではありません。塗料の乾燥時間や実際の仕上がり状態をもとに、業者が適切な判断と対応をしてくれます。大切なのは、事前に信頼できる業者を選び、保証内容をしっかり把握しておくこと。工事後に少しでも不安を感じたら、自己判断せずに早めに相談するのが安心への第一歩です。