外壁塗装の工程と天気の関係|中止・延期・保証の取り扱い
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外壁塗装を検討していると、「雨の日でも工事は進められるの?」「天気が悪いと工期が延びる?」といった疑問を持つ方も多いはずです。とくに梅雨や台風の多い時期に工事を予定している場合、天候による中止や遅れがどのように対応されるのかは気になるポイントです。この記事では、外壁塗装の基本的な工程と天気の関係性、天候による中止・延期の判断基準、そして万が一の施工不良に対する保証の取り扱いについて詳しく解説します。
1.外壁塗装の工程と天候が関係するタイミング
外壁塗装には主に以下のような工程があります:
1.足場の組立
2.高圧洗浄
3.下地補修(コーキングなど)
4.養生
5.下塗り
6.中塗り
7.上塗り
8.最終点検・足場解体
このうち、5〜7の塗装工程は天候の影響を非常に受けやすい部分です。塗料の乾燥には適切な気温と湿度が必要で、雨天や高湿度時に無理に塗装を行うと、塗膜の剥がれ・膨れ・ムラなど施工不良の原因となります。
そのため、基本的に雨天の日は塗装作業を中止するのが一般的です。曇りや晴れ間でも、湿度が85%以上の場合は作業を見合わせるのがプロの判断基準です。逆に足場組立や高圧洗浄など、一部の工程は雨天でも進められる場合があります。
2.中止・延期になる条件と工期への影響
天候による中止や延期の基準は、施工会社の判断に委ねられる部分も多いですが、塗装作業が品質に悪影響を及ぼすと判断された場合は原則中止されます。中止になった場合、工程はそのまま順延されることが多く、1週間のうち2〜3日が雨になると、全体の工期が1〜2週間延びることも珍しくありません。
この際に重要なのが、「天候による延期は追加費用が発生しない」という点です。優良業者であれば、契約時に「工期が延びても追加料金なし」といった文言を記載しており、日数ではなく**“作業完了まで”が契約範囲**とされています。
また、急な天候の変化で途中まで塗装した面が雨に濡れてしまった場合なども、再塗装ややり直しの対応をしっかり行う業者が信頼できる業者です。契約前に「天気による中止・延期時の対応」について説明があるかどうかも、業者選びの判断材料にすると安心です。
3.雨が原因で施工不良が出た場合の保証とは?
「万が一、雨天の影響で塗装後に不具合が出た場合、保証制度がしっかり整っていれば無償で再施工してもらえるケースが多いです。塗装業者の保証は主に以下のような内容です:
・塗膜の剥がれや浮き
・色ムラや艶の異常
・雨水の侵入などの不具合
ただし、保証の適用には条件があります。たとえば、「自然災害級の大雨や台風による損傷は保証対象外」だったり、「他社施工と併用していた箇所は対象外」になることも。
さらに、保証期間も塗料の種類や業者の規模によって3年〜10年以上まで差があるため、契約前に「どこまで保証されるか」を必ず確認しておきましょう。
信頼できる業者であれば、天候を含めたリスク管理に熟知しており、施工写真を段階ごとに記録して保証書に添付するなど、アフターフォローも徹底しています。
4.まとめ
外壁塗装は、天候との付き合い方がとても重要な工事です。プロの業者は、天気を見ながら最適なタイミングで作業を進め、品質と安全を第一に考えた判断を下しています。
そのため、施主側も「雨だから遅れる=不安」ではなく、「しっかり管理してくれている証拠」と前向きに受け止めることが大切です。工事中止や延期への対応、保証制度の内容を事前に確認することで、雨の日も安心して任せられる外壁塗装が実現できます。